オーダーメイドジーンズ DENIM MADNESS(その3)
3:07 // 0 コメント // yamyam // Category: ファッション , 注目記事 //
すごいジーンズ
ーこれすごいことなってますね。どういう構造になってるんですか?
石野「これ構造じゃなくてジージャンを穿いてるだけです。僕は袖に足を通して、後ろに襟がきている」
ースカートを穿いているのに近い?
石野「近いですね、こっからこう、トイレ行くときこう…ベルトループ付けてるだけですね。ミシンもほとんど使ってない」
ーほぼつなげただけですよね?
石野「でもこれ4WAYっすよ?コレと逆と、コレだけとコレだけ。最高でしょ?」
デニムを選んだ理由
僕は、ソニー・ロリンズ(アメリカ合衆国のジャズ・サックス奏者。ジョン・コルトレーンと並ぶジャズ・サックスの巨人と讃えられる)っていう人の『テナー・マッドネス』ていうアルバムがあって、そっから名前とったんですよ。一番尊敬してるひと」
ーテナー・マッドネス?
石野「テナーサックスがマッドネスやっていう。もうその発想そのままいただいて」
ーCDがたくさんありますね。
石野「音楽好きなんでね。僕、ドラマーやってたんですよ。だからドラムのセットが棚になったりしてるでしょ」
「このソニー・ロリンズっていう人の『テナー・マッドネス』っていうアルバムがあって、テナーサックスを吹く天才二人が唯一共演したアルバムがこのアルバムで。だから「お客さんと僕のセッション」が、デニムマッドネスの醍醐味やから、この、ジョン・コルトレーンて人とソニー・ロリンズのセッションが僕のすごく憧れるとこなんですよね。だからデニムのスタイルとかは全くこだわりないですね。誰がかっこいいとか。どっちかって言ったら、女のひとの方が。少女時代のスキニーが一番かっこいい(笑)」
「こっちが変わったジャケで特別なジャケット。こっちが普通のジャケット。この二人は天才中の天才ですよ。このひとみたいになりたいんすよ」
石野さんと話していると楽しい。目がきらきらしていらっしゃる。
だから、楽しい。
ものをつくる楽しさを思い出させてくれるインタビューでした。
文 山下愛
撮影 今西一寿
アシスト 福田浩一
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DENIM MADNESS(デニム マッドネス)
OPEN(11:00〜21:00)定休日 月曜
大阪府大阪市西区土佐堀1-4-2西田ビル2F
●地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」3番出口より
土佐堀通りを西へ 土佐堀1丁目東交差点を右折後すぐ 徒歩約5分
●京阪電車中ノ島線「渡辺橋」2番出口より
南西へ 国立国際美術館を過ぎ 筑前橋を南へすぐ 徒歩約8分
●JR大阪環状線「福島駅」、東西線「新福島駅」、阪神電車「福島駅」より
南へ 国立国際美術館を過ぎ 筑前橋を南へすぐ 徒歩約10分
TEL&FAX:06-6940-6677
http://www.denimmadness.com
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*DENIM MADNESS 石野直人 プロフィール
1977生まれ 兵庫県出身
ショップ店長を経て、27歳で大阪モード学園入学、独学でジーンズの製作をはじめ、
2007年よりデニムマッドネスをスタート(当時ジーンズ1本3000円)
その後、本町セレクトショップ「月と6ペンス」、南船場セレクトショップ「ARMS」にてオリジナルリメイクを展開、さらに古着バイヤーも経験、福島アンティークショップ「スターキャットガレージ」にて古着バイイング担当、在学中に個人のファッションショーをクラブ「レインドックス」にて開催、200名動員。
製作は依頼者との会話から生み出される独特のスタイルが話題となり、
ファッション雑誌「カジカジ」、関西発サブカル雑誌「IN/SECTS」、関西テレビ「クリ8」(クリエイト)、
関西テレビ「よーい、どん!」などのマスコミにもとりあげられる。
2010年、6月アトリエをstrange stretch records のトム・ツジモトと共に開設、
現在に至る。
ーこれすごいことなってますね。どういう構造になってるんですか?
石野「これ構造じゃなくてジージャンを穿いてるだけです。僕は袖に足を通して、後ろに襟がきている」
ースカートを穿いているのに近い?
にこにこ |
石野「でもこれ4WAYっすよ?コレと逆と、コレだけとコレだけ。最高でしょ?」
ー色んな人に聞かれているとは思うんですけど、デニムにマッドな理由って何ですか?どこが一番好きですか?
石野「自由なとこですね。デニムっていう生地があらゆる生地の中で一番自由やと思います。僕も色んな素材好きやし、色んな素材着るんですけど、破れてても色落ちしてても、トップスにもボトムスにもなるし。鞄にも靴にもなるし、そんな自由な生地ってないと思いますね。もちろんデニムだけが好きなわけではないんですけど、一番好きなのはデニムです。自由やからです」
ー今までに、象徴的にこの人のデニムの穿き方がかっこいいと思う人はいますか?
石野「特にないですね。好きなブランドとかもないし、KAPITALは好きやけど。そこで、全身それ着たいとも思わんし、そういうところ無頓着なんですよね。ブランドとか、誰がかっこいいとか。もちろんジェームズ・ディーンとか、かっこいいけど…。それが絶対なんてことはない。僕、どっちかっていったら、それとは違うところからファッションに要素を入れることが多くて。そっちの方が好きですね。
ソニー・ロリンズ『テナーマッドネス』のアルバムを持って話す石野さん |
石野「テナーサックスがマッドネスやっていう。もうその発想そのままいただいて」
ーCDがたくさんありますね。
石野「音楽好きなんでね。僕、ドラマーやってたんですよ。だからドラムのセットが棚になったりしてるでしょ」
ドラムが棚になっている |
ジャケット違いで持っている |
石野さんと話していると楽しい。目がきらきらしていらっしゃる。
そしてそれは石野さんがつくるジーンズにも出ている。
「お客様の期待を越える」という工夫を石野さんがされているからだと思う。
言われたことを言われたままつくるオーダーメイドではなく、
言われたことを叶えながら、そこを越えていくオーダーメイド。
ものをつくる楽しさを思い出させてくれるインタビューでした。
文 山下愛
撮影 今西一寿
アシスト 福田浩一
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DENIM MADNESS(デニム マッドネス)
OPEN(11:00〜21:00)定休日 月曜
大阪府大阪市西区土佐堀1-4-2西田ビル2F
●地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」3番出口より
土佐堀通りを西へ 土佐堀1丁目東交差点を右折後すぐ 徒歩約5分
●京阪電車中ノ島線「渡辺橋」2番出口より
南西へ 国立国際美術館を過ぎ 筑前橋を南へすぐ 徒歩約8分
●JR大阪環状線「福島駅」、東西線「新福島駅」、阪神電車「福島駅」より
南へ 国立国際美術館を過ぎ 筑前橋を南へすぐ 徒歩約10分
TEL&FAX:06-6940-6677
http://www.denimmadness.com
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*DENIM MADNESS 石野直人 プロフィール
1977生まれ 兵庫県出身
ショップ店長を経て、27歳で大阪モード学園入学、独学でジーンズの製作をはじめ、
2007年よりデニムマッドネスをスタート(当時ジーンズ1本3000円)
その後、本町セレクトショップ「月と6ペンス」、南船場セレクトショップ「ARMS」にてオリジナルリメイクを展開、さらに古着バイヤーも経験、福島アンティークショップ「スターキャットガレージ」にて古着バイイング担当、在学中に個人のファッションショーをクラブ「レインドックス」にて開催、200名動員。
製作は依頼者との会話から生み出される独特のスタイルが話題となり、
ファッション雑誌「カジカジ」、関西発サブカル雑誌「IN/SECTS」、関西テレビ「クリ8」(クリエイト)、
関西テレビ「よーい、どん!」などのマスコミにもとりあげられる。
2010年、6月アトリエをstrange stretch records のトム・ツジモトと共に開設、
現在に至る。